water_sky’s waterbound diary

酒に溶かしたやり場のなさと打ち明けられた愛のあいだ、泥の川とディラックの海のあいだ

台風19号による常陸大宮市断水を受けて

 お疲れさまです。被災した方にはお見舞い申し上げます。

 15日未明現在、茨城県常陸大宮市の断水は那珂・久慈両河川の氾濫により全域にわたって続いている模様です(といってもまだらという印象)。こちらでは常陸大宮市付近で利用できそうな湧き水を紹介しています。断水が1週間続くという情報もちらほら目にするところですが、ご利用いただければ幸いです。なお、生水ですので飲用の場合腹を壊しても責任は取りかねます。文句は言っていただいて結構です。

 

常陸大宮市山方の湧き水

 Google Mapでは「家和楽の清水」として掲載されている。記事掲載時から比べると19年現在では水場はすっきりしてしまっている。かわりにビニール管が取り付けられて水を汲みやすくはなっている。台風19号の記録的降雨によって水量は豊富。地形的にもあんまり滞留する水ではない。

 

・軍民坂湧水

 「那珂市」としているけれど間違いで、正しくは水戸市上国井町です。ここは東日本大震災時にもお世話になった。豊富な水量で、ここを知っている人も多いと思う。ただ水を汲むとなるとちょいと不便で、丸く囲われた井戸からごんごん湧出しているだけなので、じょうごなりホースなり何か水を入れる容器に水を誘導できる物を持っていった方がいいです。

 

那珂市工業団地西の湧水

 ここは工業団地の西側崖というロケーションから、飲用にはおすすめできない。ただ水量は豊富。

 

 …他にももっと紹介できるかと思ったら、こんなもんしかなかったです。やはり日立・常陸太田方面にすぐれた湧き水が多いのですが、国道293号が通行止めになっている現在ではいささか行きづらい。

 他には常陸大宮市の国道118号、最近新しくバイパスができましたが、あの陸橋の下に湧き水があります。バイパス化により旧道化したラーメン屋さんのあった道から田んぼ脇の砂利道を陸橋の下へもぐり込む形で進んでいくと、まさに陸橋の下部に湧き出しています。ここは飲用不可となっていますが水量はわりと豊富。現実的にはちょっと水を汲みやすいロケーションではない。

 他、常陸大宮市小場にいくつか水場がありますが、いずれも狭い場所で水量もあまりないため、利用にはあまりおすすめできません。同じく常陸大宮市美和地区にいい湧き水がありますがここは現在情報を公開していません、コメントにてご連絡いただければお教えします。

 他、茨城の湧き水はカテゴリ別に紹介していますので、そちらをご覧ください。那珂市水戸市の丘陵部には小規模ながら多くの湧き水があります。

 また、私の知らない湧き水もまだまだたくさんあると思います。これを機に「こんな所もあるぞ」「こんな所もあるわよ」「こんな所もあるのにおめえ知らねえのけ?」「こんな所もあるのにおめえ知らねえで湧き水ブログなんかやってんのけ?」「菊花賞は何が勝つと思いますか」という方、ぜひぜひ情報提供をお待ちしております。僕は総合力にすぐれ、前々で競馬でき折り合いも問題ないヴェロックスがやはり勝利に一番近いのではないかと思っていますが、馬券的には面白くないのでどうしようか迷っています。

 

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 本日はKOOPの「Waltz for Koop」で。特に意味はないんですが、ブレッド&バターカーネーションのプロデュースで再録した「ピンク・シャドウ」が聴きてえなあ、あれテレビでやったら最高なんだけどいまだにテレビは「神田川」とかやってるよなあ。でもピンク・シャドウがテレビで流れて感涙してるころには若いやつらは俺をだせえじじいと思うんだろうなあとか思いながらピンク・シャドウを貼り付けようと思ったら突如頭の中で鳴り出したのが、今回ご紹介する曲です。これ確か菊地成孔さんの「The

Universe」で知ったんだと思うけど。菊地さんっていえば夜電波の「三月の水」をここで紹介すべきなんだろうけれども、それはまあそれとして、一応私も東日本大震災関連でエントリ書いてます(https://water-sky.hatenablog.jp/entry/20160312/p1)が、まあそれはそれとして。災害に次ぐ災害、しかしながら大風が去った後の空気は澄み空は青く、田畑を沈めた水面は午の光にきらめく。そのさまは、人の営みを押し流してもなお美しいの一言に尽きる。その不自然なまでのただの静けさに佇み、私たちはこの自然という両義性の中で生きていることにあらためて気づかされます。皆様の心に一刻も早い平穏、一陣の風が揺らす水面の凪が訪れることを切に願い、拙いこのブログを更新するものであります。