国道4号から国道294号へと南東の方角へ向かう途中、細い県道がカーヴするあたり、左手の林をふと見ると"あやしげ"な雰囲気が。奥に入ってみると、岩の間から水が流れ出ているではないか。
ここは「ササダイラの水」。名前の由来は地名からなのか何なのかわからないけれど、すぐ近くにかつて昭和天皇が那須の静養地に来た際に視察に訪れたという「笹平湿地」がある。木道が通され、散策できるようになっているようだ。通り過ぎる時にちょっと見た感じでは、入り口はさほど広くなかったけど、奥に続いているのかな。希少種の植物も存在するようなので、機会があったら行ってみようと思う。
水量はそれほど多くはなく、水も清冽といった感じではないが、やわらかい口当たりの水だ。もし岩の間をずっと抜けて湧出しているなら、ミネラル分が多く含まれているのかもしれない。
那須町には他にもいくつかの湧き水があり、住所情報を頼りに探してみたのだけど、見つけることができなかった。
この「ササダイラの水」は道路は狭く、雑に駐車できるようなスペースは無い。おまけに地主さんか付近の住民の方か、←このような看板を立てられているので、大っぴらに車を停めるのはいささか気が咎める。くれぐれも邪魔にならないよう注意していただきたい。
('12.10訪問)