water_sky’s waterbound diary

酒に溶かしたやり場のなさと打ち明けられた愛のあいだ、泥の川とディラックの海のあいだ

常陸太田市の滝

 地獄のような土日が終ったので気持ちを落ち着け、自分の人生を取り戻すために書いています。
 
 ブリーダーズカップフィリーアンドメアターフ(BCF&MT)は当初、米G1・2000mで2分を切っているアベンジとレディイーライから検討に入りましたがそのうちに変化球でキャッチアグリンプスからいきたくなっていってしまいました。とはいえ同時にクイーンズトラストの血統背景に注目、ダンシリの2000は来そうだという薄い根拠で馬連だけ的中。ちょこっとだけ増えたタネ銭を元手に土曜日の負けを半分だけ取り返しました。しかし二つあった重賞はどちらも勝ち馬を無印にして玉砕。あんまり厚く張らないで正解…といったところ。密かに福島メインでのカタい的中を目論んでいたものの、3着に検討の末切った人気薄が入ってしまい無念のはずれ。渇いてゆくのは涙か、心か、指先か。

 さっきのこと(お馬)、全部忘れたい…。
 
 そう虚ろにつぶやいた後、おもむろに心は記憶をまさぐる。
 

 
 ふいに心は旅情を取り戻し、消えかかった記憶の中から、なつかしい景色を呼び覚ます。
 ここで心が叫びたがっているのは、常陸太田市のレアな滝だ。
 
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 常陸太田市といえば、皆さん一度は行ったことがあると思う。行ったことのないヤツは、もぐりだぜ。
 そんな常陸太田市には、滝が数多く存在する。世界的に有名な生田の滝群や薄葉沢の滝群など、知らないヤツは、もぐりだぜ。
 それらを愚直に紹介するには、私はあまりに多くの時間を無駄にしてしまった。とっくの昔にデータベース化できていたものを。私が今回記憶の、いや外付けHDDの未整理なデータから引っ張り出してきたのは、常陸太田市の中でも結構レアな存在である滝だ。

 
 撮影は、2008年12月。紅葉を楽しむには少しばかり遅かったが、かえって地面に落ちた葉が紅葉のじゅうたんを織り成していた。
 
 
 実はこの滝、道路からほとんど離れていない。たまたま車を走らせていて、ふと気になったので調べてみると、すぐに見つかった。踏み跡も残っているので、知る人は知るといった滝なのだろう。滝、といっても落差は大したことない。どちらかというとナメ滝の趣である。
 
 
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 常陸太田市、と一言で言ってもいささか広うござんす。今回ご紹介した滝は水府方面に存在する。この辺りは竜神峡というそれこそ全国的に名の知られている観光スポットがあるが、深い沢が多い。他にひとつ、不可解な存在感を放つ滝を知っている。あれは本当に意味が分からない。人工的なのかもしれないし、正体がつかめないまま、いたずらに時を過ごしていると罵られても仕方ないとは思う。その滝は、リバーサルフィルムでしか姿を捉えていない。そして情報が皆無だ。まあ、何というかいつも以上に散漫な記述となってしまった。ただ久しぶりに空気公団を聴いて、「やっぱりいいな…」と思ってしまった。と、それだけ記すのでいいのかもしれない。
 
 もし空気公団の曲をバンドでやるときには、ドラムで呼んでください。「ねむり」までの曲ならやれます。