「叶神の清水」に続いて向かうのは、「滝の大清水」。滝という字名に湧出し(鎌田地区の、滝ではなく吉田?)、両者は直線距離で1.5キロほどしか離れていないので、車なら2、3分。
西に伸び山へと入っていく県道276号線の一本南の道を、やはり西へと入る。「あと○○○m」という看板も立っているのでわかりやすい。細い坂を上がっていくと、左手の崖、つまり山の北麓から湧出している清水を見つけるだろう。
水量はわりと多く、ごみの混入もほとんど無い(ただ雨後は多少あるかもしれない)。味もすっきりしていておいしい。峠道の途中といったロケーションで、道路を挟んだ向かいの高みには墓地があり、北麓ということもあって日差しは届かないが、じめじめというより涼しげで雰囲気は良い。夏に訪れるには最高だろう。
岩の間に竹が通され、そこから湧出。整備の際にいくつか岩が置かれたのだろうが、その上にさらに大きな岩塊がでんと鎮座しているので、昔はこの下のあたりからしみ出るように湧いていたのかもしれない。
豊かに実った古殿の稲穂。低い電信柱が旅情を誘う。
2013.09 約10.4L/min(4リッターを約23秒)