前回のエントリ
にて日本ダービー出走馬たちの新馬戦の指数はどうだったか見ていきましたが、抜けた指数を持っている馬はやはり好走する傾向も高くなっているようには見えます…と奥歯に物が挟まったような煮え切らない言い方ですが、傾向は前エントリをご覧ください。どこまで信用できるかは、あなたがどれだけ信用するかで決まる。
それではいよいよ、今年の出走馬も見ていきましょう。ダービー当てんと夏始まらんやろ!
過去10年の結果を見てみますと、圧倒的に1枠1番が有利です。確かに内枠が有利なイメージはありましたが、1着2回、2着2回、3着1回。勝率20%、複勝率50%、単勝回収値が何と960、複勝回収値も166と顕著もいいところ。毎年単勝馬券を買っておけば楽々儲け。といった感じです。と言っても、19年のロジャーバローズ(12番人気、単勝93.1倍)が押し上げているのでしょう。他の枠番馬番はこれといった番号もなく適度にバラけている印象。
それでは早速見ていきます。左から馬番、馬名、初戦の開催場所と距離、指数、指数順位
1ベラジオオペラ 阪神1800 96
2スキルヴィング 東京2000 84
3ホウオウビスケッツ 中山1600 91
4トップナイフ 札幌1800 76
5ソールオリエンス 東京1800 74
6ショウナンバシット 阪神1800 94
7フリームファクシ 東京2000 91
8メタルスピード 新潟1800 74
9グリューネグリーン 東京2000 89
10シャザーン 新潟1800 74
11ハーツコンチェルト 中京2000 93
12タスティエーラ 東京1800 107
13シーズンリッチ 新潟1800 71
14ファントムシーフ 阪神1600 78
15ノッキングポイント 東京1600 98
16パクスオトマニカ 中山2000 66
17ドゥラエレーデ 阪神1800 76
18サトノグランツ 阪神1800 86
となりました。かなり明確な数値が出ていますが、この時点で私の本命はタスティエーラです。どの馬が逃げるか難しいところですが、おそらくスローペースからのギアチェンジ戦にはなると思います。2列目から速い上がりを使えるタスティエーラにはおあつらえ向きな展開になるのではないでしょうか。そういう意味では前走出遅れながらも最後に良い脚を見せたトップナイフも同様、本来は前々でレースをして終いまで脚を残す競馬で接戦を演じています。鞍上が鞍上だけに何をやってくるのか見もの。ファントムシーフもやはり前で競馬できる馬、少頭数とはいえ共同通信杯を2番手から押し切っているのは好感なんですよね。そんな中でも異質を放つのはソールオリエンスでしょうか。前走の鮮やかな外差しは強烈で、今回のダービーでも1番人気に推されるだけのインパクトと実績は間違いない。あのキレは中山向きなんじゃないかという気もするんですが、この馬がつくり出すラップ構成が異質で、脚質から当然といえば当然なんですが終いまできちんと伸びているんです。東京の新馬は接戦だったとはいえ3着以下を離しているし33.3の上がりが使えている。晴れの舞台で能力がふたたび爆発しても不思議ではない。
とりあえず現段階では◎タスティエーラ○ソールオリエンス▲ファントムシーフ△スキルヴィング注トップナイフ… くらいのイメージです。後は当日の馬場状態を見て最終決定としたいと思います。栴檀は双葉より芳しいかタスティエーラ。香り放てタスティエーラ。