water_sky’s waterbound diary

酒に溶かしたやり場のなさと打ち明けられた愛のあいだ、泥の川とディラックの海のあいだ

安永のお地蔵さま

 クイーンCはご存知の通り、未来のオークス馬にもっとも近い?アドマイヤミヤビが桜花賞まで明確に照準を定めてしまえとばかりの差し切り勝ちを収めましたが、2着以下の馬たちも頑張っていましたね。
 印は、本命をちょっとひねって◎レーヌミノル○アエロリット▲アドマイヤミヤビ△アルミューテン☆フローレスマジックという按配で、馬券的にはアエロリットから馬連と三連複を流す構成でした。本番前はスローが懸念されましたがレーヌミノルがハナを切りだいたい平均ペースで流れましたかね。レーヌミノルが行ったことである程度馬券にめどが立ちそうだとは思ったんですが、アエロリットは思ったより少し後ろ目で届くかな?と不安でしたが頑張ってくれました。前走のレベルを疑問視する声は多かったんですが、タイムもペースも水準以上じゃないかなと思っているのですが。東京よりもタフな展開になる阪神1600ならさらに期待できそう。アドマイヤミヤビは終始促しぎみでやはり距離が短い印象ですが、1頭脚が違いました。流れひとつで変わってしまいそうではあるが、桜花賞も獲ってしまうかも。フローレスマジックは直線でアドマイヤミヤビを見ながら併せていく感じでしたがちょうどそのタイミングで前が塞がってしまい追い出しが遅れたのが響きました。叩いて変わってきそうなのでこちらも要注目ですね。あとはアルミューテンは長い目で注意を寄せていきたいです。
 共同通信杯はスワーヴリチャードが快勝。未来のダービー馬に現状もっとも近い? 高らかに名乗りを上げました。
 印は、◎スワーヴリチャード○エトルディーニュ▲タイセイスターリー☆をひねってチャロネグロの4頭に絞ったのですが、三連単マルチであえなく惜敗。エトルディーニュはこんなに人気がないのもこれで最後でしょうから、せめて馬連は買っとけば良かった…と大後悔。この馬はいろんな注目馬と走っているので、戦力を測る目安になっているのが面白い。
 さて今週はいよいよ今年初G1フェブラリーS
 ゴールドドリームは前走坂路の追い切りが抜群でこりゃあすげえと印を重くしたんですが、当日のパドックでかなりイレ込んでいてアスカノロマンと印を入れ替えたんですよね。それが今回はCWコースで強めに追ってじわりと気合を乗せてきた感じ。前走でも現状1800は長いかとは思っていました。当日の気配次第でしょうがこれは楽しみな1頭だと思います。
 アスカノロマンは逆に今回は気合が今ひとつ入っていない雰囲気。前走の追い切りは見栄えしないといえば見栄えはしませんでしたが馬に任せてじわりと伸ばし、そのじわっとした気合が当日のパドックに現れていたものです。今回もパドックに目が離せない。
 サウンドトゥルーは大野ジョッキーとのコンビで果敢に内を狙う戦法が身上、今回は無念の乗り替わりですがどこまでやれるのか。単に外を回すのではカフジテイクや根岸S組の差し馬と脚色を同じくしてしまうのではないかという懸念は拭えません。
 キングズガードは出てくれば必ず買う1頭です。かっこいいからね。左回りで内にモタれるという悪癖はありますがまともに走ればやれるはず。鞍上との相性もいいと思います。
 全体の構図をバッと見ると、新興勢力とベテラン勢の争いの中で好位を取るベストウォーリアとカフジテイク率いる差し馬勢との対決になりそう。枠でずいぶん展開も変わりそう。何だかんだで結構馬券は堅そう。ああ今週も外しそう。

 

常陸大宮市山方、「安永二年十二月十五日」と彫られている。顔の部分は風化というよりも削られたものか。安永二年といえば1773年、徳川第11代将軍家斉の生まれた年である