water_sky’s waterbound diary

酒に溶かしたやり場のなさと打ち明けられた愛のあいだ、泥の川とディラックの海のあいだ

耕土の清水[いわき市田人町貝泊]☆☆☆ 

 福島の里の秋をもとめてふらふらとさまよっていたら、いつの間にか山の中へとさまよい込んでしまった。細い道をあてなく行きやっと峠を越えると道は下っていき、依然細い道の左側に水が出ている。右側には木で作られた大きな看板が。027.jpg
 
 「貝泊の名水 耕土の清水 かいどまり」
 
 と書いてある。
 ああ、なるほどここが「耕土の清水」なのかあ。という感じで、車からペットボトルを取り出した。
 名前は知っていて機会があれば行ってみたいと思っていた湧き水だったが、あてもなく車を走らせて偶然たどり着くことができた。

026.jpg
 ざっと見た限り3つの湧水点がある。味はさっぱりすっきり。まあ、標準的な湧き水かなあ、といった印象。
 北の三株山から下りてきている水のようだが、上には牧場、農場があるのでそちらが水質に影響してないかどうかが心配ではある。
 ネットを見ていたら、どうやらこことは別の「耕土の清水」の写真があり、さらなるリサーチが必要と思われる。

 
028.jpg
 いわき側から、山越えして白河のほうまで続く国道289号線の一本北を走り、やがて山に入って古殿町鮫川村のほうへ抜ける県道71号線。これを辿っていけば道沿いに湧出している。
 一帯は田人町貝泊といって、山あいに静かな集落が並んでいる。

 たしかぼくが行ったときには地震の影響で、途中で県道が封鎖されていて(道端に「壺の滝」の看板が打ち捨てられていた)、軽2WDで行くにはちときびしい山道(途中、突然現れた廃屋の庭に車が停まってて中に人がいたのにはちょっと驚いた。向こうも驚いただろうけど)で迂回した記憶があるんだけど、正確な位置は忘れたが現在は復旧しているのだろうか?(途中「家老沢の滝」は見つけた)
 ('11.11月訪問)