先日BSフジで「にっぽん名滝探訪」という番組が放送されて、日本三名瀑のひとつとして(のひとつとして)名高い(名高い)われらが茨城の袋田の滝が紹介されていました。毎度思うんですが、今の季節に袋田の滝が紹介されるとなれば、だいたい紅葉の新観瀑台からの眺めになるわけじゃないですか。…彩度上げ過ぎですよね笑 あすこまでカエデを真っ赤っかにすることねえじゃねえかと思うんですが、仕方ないポスターもそういう風に色づけしているから笑
まあそんな話はいいとして、そういえば袋田の滝は今年もライトアップやってるんだろうか。と思って調べてみると、去年の暮れから今年1月いっぱいまで毎日やっているんですね。
昔は1、2月の土日祝日のみだとか、そんな感じだったような記憶なので。どれくらい昔かというと…。
今回は、その時に撮った滝のご紹介でもしましょう。2009年ですから、ちょうど10年前のことです。
不 動 の 滝
袋田の滝、ではなくて常陸大宮市は旧山方町の山の中にひっそりと落ちる「不動の滝」です。袋田の滝に向かってR118を北上していくと、左手に小さな看板が立っているのを見たことがある方も多いと思いますが、水郡線をまたぐ細い道をたどっていった奥にあります。
全 景
落差は5m(現地の案内板では10m)ほどで水量も少なく滝としては大したことないですが、岩壁に不動明王がまつられ、滝のたもとには小さいお堂と燈籠がまつられており(いた:後述)、周りはしんとした森に囲まれて聖域としての厳かな雰囲気が漂っています。
滝は狭い谷に東向きに落ちており、周囲も森のため早々に日は差さなくなりますが、この日も夕方に訪れたため、ホワイトバランスがトチ狂ったのかやたら青みがかった、がために神秘的な滝の表情を写し撮ることができています。ま、そんなこと言うと冒頭で言った、袋田の滝は彩度上げ過ぎなんてこと言えなくなっちゃうんですけどね笑
後日、久しぶりに滝を再訪した時(2017年)には、何と滝の左岸が崩落を起こしており、お堂と燈籠がなくなっていました。滝の形も心なしか変わったような変わっていないような…?