water_sky’s waterbound diary

酒に溶かしたやり場のなさと打ち明けられた愛のあいだ、泥の川とディラックの海のあいだ

汲み初め2023・奥撫の湧水[日立市十王町高原]

 新年あけましておめでとうございます。元日に友人と出かけた折、どうも今年が自分にとっての厄年であることを告げられ(何ンてことしやがる)、帰りに折角だからじゃあ初詣にでも行ってサクッとお参りしてくるか。と思い立って近所の県内でもそこそこ由緒のある神社に出向いてみたところ、午後の暮れかかった時刻にもかかわらず駐車場はかなり埋まっていて、どうしたことかと参道を行くと、石段の途中まで伸びたとおぼしき人の列。いったい何事かと思い最後尾の人に「これ何ンの行列?」と訊けば「参拝。」だって。そりゃそうだ。10分ほどその行列に加わってぱらぱらと石段を下ってくる人々を眺めていましたが、何だか阿呆らしくなって引き返してきてしまいました。何につけても思いつきのうえ堪え性が無いンだ。

 ここ数年の新型コロナ禍騒ぎもいよいよwith化に舵を本格的に切り始めた世の中です。コロナもついにこの4月に5類に指定されるとか何とか、もうマスクは要らない、マスク強要の”空気”が戦前云々と、社会の変容が目に見えて実感されてきますが、テレビ東京はあのしつこい消毒描写をどこまで続けるのか、いつ無くなるのか、その潮目に注目しているこの頃です。

 さて、では自分の厄払いはどうするとなれば、水汲みでしょう。〈MISOGI2023〉、汲み初めは久しく行っていなかった奥撫の湧水にしてみました。

water-sky.hatenablog.jp

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 久々でしたが、いつもと変わらず山中の集落の奥でひっそりと、奥撫の湧水は流れていました。今回はその音を録ってきました。使用している機材がショボいため映像も音も中途半端なんですが…。さしずめ水汲みASMRってな感じにしたいんですけどね。すぐそばを流れる沢が素敵なささやきを奏でるので、いつも動画を撮りたくなるんです。もっと良い機材を用意してまた挑戦してみようかしら。貴方の心の奥をそっと撫でる…かもしれない、日立市の奥撫の湧水の音をぜひ聞いてね。

 
 ASMRといえば、パッとお気に入りの投稿者さんが何人か思い浮かぶかと思いますが… やめときましょうかね、何かこの手の話はね。有名どころではあにてぃさんが好きでよく聴いてましたね、ぐらいのもんですけどね自分は。ASMRって、環境音なんかもそうですが、何でもいいのかというとそういうわけではないのが難しいところですよね。むしろ自分の好みとの差異にばかり敏感になってしまうという意味では、婚活みたいですよね。選り好みできる立場なのかよお前はって話ですが、そうでもないと数が多すぎてさばき切れないということもあるのですが、納得できるものを、真っすぐに刺さるものを聴きたい。この欲望に貪欲にならざるを得ない罪深き趣向ですよ、ASMRは。「私たちは本物を探してる」