water_sky’s waterbound diary

酒に溶かしたやり場のなさと打ち明けられた愛のあいだ、泥の川とディラックの海のあいだ

入日渡しの滝行ってみた[常陸大宮市野田]

 以前にご紹介した常陸大宮市の「入日渡しの滝」(https://water-sky.hatenablog.jp/entry/20161202/p1)(ネットで検索すると、"し"を抜いた「入日渡の滝」という名称で紹介されているケースが何件かあり、かつネット上では"し"を入れて紹介しているのは私だけという状況のようですので、私としてはあえてタイトルの通りいかせていただきます。いずれにせよ上記リンク先でも言及していますが、地元の方の証言より「ひわたしの滝」が正式名称に近いのではないかと思う)に、久々に行ってみました。だいぶ前に行ったきりだったので、記憶以上に藪化が進んでいて驚きました(藪やシノが生い茂って進入口が見つからなかった)が、草木伸び盛りの今と比べて前回は晩秋の訪問だったため、季節の違いによるものかもしれません。

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入 日 渡 し の 滝

 今回は藪を避けて沢を遡行、といってもほんの数十歩進めばあっという間に滝に到着です。アプローチ自体は容易。

 前日に雨が降ったので多少は期待したものの、やはり水量は少なめ。滝身全てを覆うには足りず、隆起した中央部を避けるように左右に細い流れがさらさらと音を立てて落ちていきます。

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 写真で見るとなお物足りない。今回は久々ついでに動画も撮ってみました。動画で観てもなお物足りないが。

 

 

 この日は雨の後いつまた降り出してもおかしくない曇り空、何なら少しぱらつくくらいの天気だったので、しっとりと静かな雰囲気が出せるかなと思っていましたが、動画を撮ろうとしたその時に雲間から夕陽が差し込んできたのでした。おかげで動画冒頭のゴースト爆発状態になってしまいましたが、前回来訪と同様またも滝の名に相応しく、入日を渡す滝身を映すこととなりました。

 以上、わざわざブログに上げるような内容でもありませんが(それは毎回そうだろう、と言わないでほしい)、入日渡しの滝ご紹介しました。せっかく梅雨時期ですからもっと雨量があったときに再訪した方がいいのですが、まあわざわざそこまでしなくてもいいかな…という気もしています。

 

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  水量は物足りなくても、しみじみ見ればなかなか美瀑なんですよね。以前ご紹介した御前山の無名滝(https://water-sky.hatenablog.jp/entry/20161221/p1)もそうですが、御前山地域にはこういった水量の少ない滝が他にもいくつか存在します。機会があれば(見映えのする水量に行き当たったら)取り上げたいですね。

 

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 入日渡しの滝といえば、必ずセットで見たい洗い越し! こちらも健在でした。

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