water_sky’s waterbound diary

酒に溶かしたやり場のなさと打ち明けられた愛のあいだ、泥の川とディラックの海のあいだ

大和田稲荷神社の子授け桜②[郡山市中田町木目沢]

 前回のエントリで行った日が曇ってたんで、その3、4日くらい後にもっかいチャレンジしたんですけど、そん時はばっちりで、すごい晴れて。

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子授け桜(晴れ)

 いや、まじでよかったですよ。誰もいないし誰も来ないし、すんげえ静かで日差しはあったかいし、写真撮りながら参道に座ってぼーっとしてましたよ。

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子授け桜(晴れ)

  まじでここはみちのくの桃源郷か、みたいな。栃木の堂の下もかなり桃源郷感ありましたけど、こっちは一本桜でこうですから。

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子授け桜(晴れ)

 なんかね、どん詰まりみたいな所にあるんですけど、神社の境内や周囲もきれいになってて、菜の花なんかも土手とかに植えられてて、地元の人がたぶんきれいにしてるんでしょうねえ。

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子授け桜(晴れ)

 まじで。

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子授け桜(晴れ)

 …いや、やっぱりだめだな。写真を見返すと、この桜の空に向かって限りなく枝を伸ばしていく、増殖していくあの迫力、不気味さが全く写し取れていない。生命力とは母性の優しさ、たおやかさだけでなく、自らを食い破りそのまま他を食いちぎる奔放で野放図なエネルギーの発散であり、その両義性がなければ生命力とはいえない。子を授かるというのはそれだけ野蛮でドラスティックなできごとであるはずだ。エネルギーを溜め込み、一挙に解放するときを待つのだ。Cry COVID cry, Make your host sigh, We're old enough to know better, Cry COVID cry…

 

 いやいやいや、毎日平穏無事がいいって…。狂った果実を頬張った季節より穏やかなさざ波を聞く日々。こうして人は老いてゆく。いや、私が老いてゆく。

 

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 ビートルズの中でも結構好きな曲。一番はマーサ・マイ・ディアとか。