前回のエントリで行った日が曇ってたんで、その3、4日くらい後にもっかいチャレンジしたんですけど、そん時はばっちりで、すごい晴れて。
いや、まじでよかったですよ。誰もいないし誰も来ないし、すんげえ静かで日差しはあったかいし、写真撮りながら参道に座ってぼーっとしてましたよ。
まじでここはみちのくの桃源郷か、みたいな。栃木の堂の下もかなり桃源郷感ありましたけど、こっちは一本桜でこうですから。
なんかね、どん詰まりみたいな所にあるんですけど、神社の境内や周囲もきれいになってて、菜の花なんかも土手とかに植えられてて、地元の人がたぶんきれいにしてるんでしょうねえ。
まじで。
…いや、やっぱりだめだな。写真を見返すと、この桜の空に向かって限りなく枝を伸ばしていく、増殖していくあの迫力、不気味さが全く写し取れていない。生命力とは母性の優しさ、たおやかさだけでなく、自らを食い破りそのまま他を食いちぎる奔放で野放図なエネルギーの発散であり、その両義性がなければ生命力とはいえない。子を授かるというのはそれだけ野蛮でドラスティックなできごとであるはずだ。エネルギーを溜め込み、一挙に解放するときを待つのだ。Cry COVID cry, Make your host sigh, We're old enough to know better, Cry COVID cry…
いやいやいや、毎日平穏無事がいいって…。狂った果実を頬張った季節より穏やかなさざ波を聞く日々。こうして人は老いてゆく。いや、私が老いてゆく。
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